債務整理すると車は手放す必要がある?

債務整理をすると、あなたの車や持ち家などの財産や、返済中のローンも対象となる可能性があります。車がないと生活できない方や、仕事で車を使う方にとっては、車を手元に残せるかどうかはとても心配な点でしょう。さて、債務整理をしてもこれまでと同じように、お持ちの車に乗り続けることができるのでしょうか?
★債務整理をすると、車を手放さなくてはいけない場合がある
まず、任意整理をした場合です。任意整理は金利や遅延金を減額する手続きです。強制的に借金を返済する手続きではないので、基本的には車を手放さなくても問題ありません。しかし、車を自動車ローンで購入し、まだ完済していない場合は債務整理の対象となってしまうため、車を手放さなくてはいけない可能性があります。ただし、任意整理ではどの借金を返済するのかを自分で選ぶことができるため、自動車ローンを債務整理の対象から除けば問題ありません。

次に、個人再生をした場合です。裁判所から個人再生をする許可が下りたら、あなたの借金は5分の1程度になります。しかし、個人再生は任意整理と違い、どの借金を返すか自分の意思で選ぶことはできず、すべての借金を各借入先に均等に返済していくことになります。例えば、自動車ローンで車を購入し、まだローンを完済していない場合は、自動車ローンだけ優先的に返済することはできないため、車を手放さざる得ません。この場合は、個人再生をする前に、親族の方などに一旦全額支払ってもらうなどの対処が必要です。
すでに車の購入費を全て支払い終えている場合は、問題なく乗り続けることができます。しかし、個人再生は持っている資産が多いと、債務整理の返済金額が上がってしまうという特徴があります。あなたが乗っている車の評価額が20万円を超える場合、債務整理の返済額に影響するので、その点は留意しておいてください。

そして、自己破産をした場合です。裁判所から自己破産をする許可が下りたら、あなたの借金は0になる代わりに、持っている財産を手放すことになります、ただし、高級品を除いて、生活に必要なものはそのまま使うことができます。車については、購入費を全額支払っていて、なおかつ評価額が20万円以下の場合のみ、これまで通り乗り続けることができます。
また、例えば、仕事で車が必要だったり、生活に車が必須だという場合は、裁判所から「自由財産の拡張」の許可をもらえば、車に乗り続けることができる可能性があります。もしも自動車ローンが完済していない場合は、個人再生の場合と同じように親族に一旦支払ってもらうなどの方法で全額支払わない限り、基本的には車を手放さなくてはなりません。

債務整理をした場合、任意整理をした場合を除いて、高級車に乗り続けるのは難しいと考えてください。また、債務整理をご希望の方で車を持っている方は、お持ちの車についても弁護士に相談することをおすすめします。

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